プログラミング素人のはてなブログ

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電池残量をテスターで測定する

電池の残量は電圧では見れない

電池の残量をテスターで測定しようとするとき、電圧を測定する方法が一般的に知られています。

しかしながら、テスターで電圧を測定してみても「そんなに低下していないのに実際にはほとんど使うことが出来ない」ということがあります。

一般的にテスターは無負荷の電圧を測定するためで、つまり電流がごく小さい時の電圧を測定しています。

一方、機器で使われているときは、それぞれの電流値を取り出していて、ものによりますが最大限に電流を引き出していると考えられます。


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写真はテスターでの電圧が3.30Vの新品と3.14Vとなっている寿命を迎えたボタン電池にLEDを直差ししたものです。

電圧は大きく違わないのに、明るさは明確に違います。

LEDの明るさは電流で決まるので、これは電流が明確に違うということを示していると考えられます。

電流が違うということは、「動作時」に電池の電圧が違う、ということになると考えられます。

つまり、このときの電圧を測定すれば電池の残量を評価出来るのではないかと考えられます。

テスターの電圧測定というのは電流をほとんど流さないで測定しますから、少し工夫して、電流を流しながら電圧を測定します。

ここでは4.7kΩで電池の両端を接続し、その抵抗の両端電圧を測定してみました。

 

結果は、

新品が3.02V、寿命品が1.13Vとなり、違いを観測出来た、と考えられます。

 

簡易的には写真のようにLEDを点灯させてみてもいいですが、数値化するためにこのような方法を考案しました。

電池チェッカーなどはこのように電流を大きく流して測定しているのではないかと推測しています。