東京ドームシティで開催されている、「イグノーベル賞の世界展」に行って来ました。
イグノーベル賞の世界展に来ました。 pic.twitter.com/kJ54XkP63D
— プログラミング素人 (@s51517765) 2018年10月25日
イグ・ノーベル賞の世界展【終了】 | Gallery AaMo | 東京ドームシティ
平日だからか、とても空いていて落ち着いて見て回ることが出来ました。
全部で1時間半ぐらいかかったと思いますが、見た中で面白かったもので、テレビなどでは触れられてないものを中心に紹介したいと思います。
ちなみに会場内は写真撮影、SNSへの投稿自由です。
授賞式
始めの展示は授賞式の様子。
スピーチは「笑い」を取ることが要求され、しかし60秒を超えると8歳の女の子が登場して
「もうやめて、飽きちゃった。」
と言われ、スピーチを邪魔し始めます。
これを導入して、授賞式の時間は40%も削減されました。
10代の若者の大半は鼻をほじる!?
思春期の少年にとって鼻をほじることは普通であることを200人アンケートによって解明しました。
普通なんです、普通。
34年間継続して、自分の食事を撮影し、食べたものによる脳の動きや体調への影響えお過去にまでさかのぼって分析し続けていることにたいして
「ガンが治った」は因果関係はわかりませんが、34年間食事を記録し続けたというのは価値のある研究結果であることは間違いないのではないかと思います。
逃げ出して各列目覚まし時計「クロッキー」の発明
目覚ましを止めて2度寝してしまう方、必見。
逃げ回る目覚まし時計を止めるには起きるほかありません。
gigazine.net
パンダはかわいいだけでない!ごみの減量で世界を救う(かも?)
パンダのフンからバクテリアを採取しバイオマス処理し水素燃料で車を走らせることができ、しかもごみを90%減量できるとのことです。
我々の生活は「たまごっち育成」に支配されていた?
1996年に発売されて一大ブームとなった「たまごっち」ですが、これにより莫大な労働力を浪費させた、ことに対する受賞です。
世界的な労働集約型権力の象徴である、クフ王のピラミッドが20年*10,000人の労力を使い約40憶時間であるのに対し、たまごっちは2年間*4000万人*が15分/2日として、約36憶時間と試算され、ピラミッド並みであります。
オタマジャクシは美味しいか?
捕食動物からして美味しいものは狙われる。狙われる動物はすばしっこく逃げる。すばしっこくない奴は逃げる必要がない。
このような仮説に対し、味とすばしっこさの関係を証明しました。
バッタもスターウォーズを見たら興奮する!?
バッタも捕食動物が近づけば防衛本能を感じるが、スターウォーズをみせてもそのような防衛本能が働くことを実験によって証明しました。
同時に、バッタ同士が衝突せずに飛べる理由に関しての研究もおこなわれました。
バッタの脳波?を測定する装置も展示されていました。
名前をもらった牛は乳出しにせいをだす…?
名前を付けられた牛のほうが3%程度多く乳を出すことを確認した。牛も1対1としての扱いを受けると気分がよくなるということは、当事者は経験的に感じていたがこれを実証した。
猫は個体、液体、その両方であり得るか?
入れ物の形に合わせて形を変えるものを液体というのなら猫も液体だw
マウスだってオペラを聴けばハッピーに!
音楽を聞かせると生存期間が延びることを実証。
マウスの実験から音楽が免疫系に好影響を与えているということがあきらかになった。
これは、「病は気から」を実証したことにもなる。
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ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功
ハトにも印象派と立体波の作風を見分けることができることを実証。
この実験からハトは絵を丸暗記しているのではなく作風を見分けていることが分かった。
100兆ジンバブエドル($100,000,000,000,000)
国民に大きな計算にも対応できる練習の機会を与えたことにかんして。
単細胞生物「真正粘菌」にパズルを解く能力があることを発見したことに対して
粘菌を使って鉄道網の最適な路線を設計できることを示したことに対して
真正粘菌は能も神経もないのに、迷路を最短ルートで解くことができる。さらにこれを応用することで鉄道網の最適ルートの設計が可能。
地図上に駅に見立てた場所に餌を置くと粘菌が進行していく経路が鉄道網のようになりそれが最適経路に近いとのこと。
トーストの焦げ跡にイエス・キリストの顔を見てしまう人の脳内では何が起こっているかを理解しようとしたことに対して
トーストに限らず、人は模様に顔を見つけてしまう現象(顔パレイドリア)について脳の仕組みを明らかにした。
でたらめな模様でも1/3は人は顔を見つけてしまう。そのときのMRIを分析した。
話のウザいヤツを狙い撃ち。
自分の話をほんの少し遅らせて聞かせることでその人の話を妨害する装置を発明したことに対して。
この原理を実践する原理モデルとしてヘッドホン型モデルが展示されていて体験ができ、体験するとその効果が分かります。
自分で話しながら遅れて聞こえる自分の声に惑わされて話しにくくなります。
普段、無意識に自分の声を聴きながら話していた、ということだと思います。
マーフィーの法則、トーストはたいていバターを塗った面を下にして落ちることの実証に対して
確率的に考えれば1/2であるはずが、ある条件下ではバター面が高い確率で下向きに落ちることを実証。
"イグノーベル賞展" より、バターを塗ったパンは高い確率でバターを塗った面が下になって落ちる。 https://t.co/qwcPwIVKn0
— プログラミング素人 (@s51517765) 2018年10月25日
まとめ
展示のなかから個人的に興味を持ったものを紹介しました。11/4までですのでまだ間に合いますよ。
イグ・ノーベル賞の世界展【終了】 | Gallery AaMo | 東京ドームシティ