プログラミング素人のはてなブログ

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仕事の効率が悪い人に欠けていること

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

TL;DR

・前提とするテクニックや知識が不足しているなら、一時の時間をかけて習得すると革命が起きる
・その業務の大半は自動化することで高速化出来るかもしれない
・通常業務(勤務時間)のなかに自己啓発の時間を確保することで解決を図る

忙しいはデフレスパイラルになる

時間はすべての人に均一に配られているが、その使い方は個人に一存されている。同じ作業でも慣れている人とそうでない人では処理速度は当然違い、慣れている人が当然短時間で片付けられる。

その業務に精通している人は短時間で片付けられるから、その先を見据えた自己啓発に取り組むことが出来る。すると、さらに業務は効率化され、短時間でよりいっそうの成果をあげるようになる。

一方、その業務に慣れていない人はより時間をかけて業務をこなす。当然、自己啓発にかける時間は少なくなる。

時給で働いているならばそれでもいいのだが、残業定額となると損しかない(当社も残業定額なので)。

じゃあ、効率的に仕事できるように、知識や技術を身に付ければいいじゃない?とは言ってしまえば単純であるが、出来ないからこの状況にあるのである。デフレスパイラルである。

ここを脱出するには、一時の努力しかない。残業代が出るならその時間で知識をつければいい。一時の努力は大変なものになるが、それをやらないことには脱出出来ないことを認識すべきでしょう。

業務に関する知識・技術以外にもあらゆる業務に適用できるのがExcelのマクロ(VBA)である。最近はネットでも無料の技術が多く公開されている。私がマクロを始めたのは大学の頃で、15年ぐらい前のことだが、その頃に比べたら非常に情報は得やすくなっていると思う。当時はかなり程度の低いものしか作れなかったが、今ではそれなりに安定して動くものが作れるようになったと思う。

複数のcsvからデータを集約する、ノイズデータを削除する、同じようなグラフをたくさん作る、といったことに思い当たるなら、Excelのフォーマット化というのもひとつの方法だがマクロのほうが汎用的である。個人向けマクロブックを作っておくとよい。

では、これらの時間をどのように確保するかであるが、休日なり平日夜自宅で、ということができるならもちろんそれでもいいが、理想的には勤務時間中に確保したい。このためには、業務の中に少しずつマージンを取っておく。

何かしらの業務があれば、少しづつ納期を長く取っておく。この感覚が身に付いていないと、出来そうな期日を素直に答えてしまい、予期せぬ問題が発生すると遅延となってしまう。

遅延を起こすと信頼を失ってしまうので、基本は長めに取っておく。

目安としては直感的な納期の2倍をとって答えておく。意外と2倍でも簡単に納得されることが多い。万が一、遅くない?と感づかれたら1.5倍ぐらいに納める。

こうして時間を確保して自己啓発に励む。馴染みがない人にはExcelのワークシートもVBAの画面もおなじようにしか見えず意外と感づかれないものである。

人に作業を振る、というのも手であるが、出来ないからこういう状況に陥るのであり、これを解消するには自信の処理速度を上げるしかない。