RemapまたはArduino IDE(Platform IO)でPro Microが認識しない!
Remapとは自作キーボードのFWをローカルに開発環境を構築せずに、書き込みやキーマップ変更が出来るツールです。
一方、Arduino IDEやVS codeの拡張であるPlatform IOはArduinoやArduino互換機、ESP32などの開発環境です。
remap-keys.app
platformio.org
どちらも同じマイコン、Pro MocroなどのArduino互換機にキーボード用のFWを書き込むことが出来ます。
以前はArduino互換のFWを作成するのが一般的だったかと思いますが、最近ではQMK Firmwareや、ローカルに開発環境を構築せずにFW書き込みが出来るRemapというツールが流行っているようです。
しかしながら、どちらかのツールを使うともう一方のツールが認識しなくなるという問題が発生します。
これを解決する手順を整理しました。
ここでは、以下のType CのPro Microで検証しました。
このPro Micro互換機にはリセットボタンはありませんが、リセットピンをGNDに落とすことで同じ動きとなります。ここではリセットピンをGNDに落とすことを、リセットボタンを押すと表現します。
Remapで認識しないとき
ダウンロードモードにしてPro Micro Web UpdaterというサイトでRemap対応FWを書き込みます。
sekigon-gonnoc.github.io
手順
①Firmware Downloads | VIA で使いたいFWまたは任意のFW.hex
をダウンロードしておく
②Pro MicroをPCにUSB接続する
③上記Pro Micro Web Updaterにアクセスする(Chromeなど対応ブラウザでのアクセスが必要)
④Pro Micro Web UpdaterでダウンロードしたFWを読み込んでおく
⑤リセットボタンを2回押す →これによってPro Microが一定時間(数秒)ダウンロードモードに入ります
⑥Pro Micro Web UpdaterでFlashする