プログラミング素人のはてなブログ

プログラミングも電気回路も専門外の技術屋の末端が勉強したことや作品をアウトプットするブログ。コードに間違いなど見つけられたら、気軽にコメントください。 C#、Python3、ラズパイなど。

【PR】PCB基板を作る(実装編)

PCBGOGOに発注していた基板がとどいた

前回までの記事ではKiCadを用いた基板の設計とPCBGOGOへの発注について紹介しました。
s51517765.hatenadiary.jp
s51517765.hatenadiary.jp
www.pcbgogo.jp

ついに(初めて作成した)基板がとどきました。
「初めて」と書きたかったのですが、実は一度受け取った基板には設計ミスがあり、正しくできたのは2回目の発注で作ったものです。
これも含めてPCBGOGOさんの案件として無料となっています。

前回同様、1週間かからず基板は製作されたのですが、年末年始にかかってしまったためDHLが止まっていたようで少し時間がかかりました。

基板の出来栄え

まずは基板がどのくらいの出来栄えなのかを見ていきます。
ここでは2回の発注の基板すべてを見ていきます。
赤いのが1回目(回路ミスあり)で白いのが2回目(正しい回路)となっています。
合計でクレジットカードサイズのものを2ロット10枚となります。

梱包は段ボール箱がDHLのビニール袋に入っているスタイルでしたが、1回目は無地の少し大きめ、2回目はPCBGOGOのデザインが入った少し小さめの段ボールでした。

肝心の基板ですが、ぱっと見は問題ないですが、赤の基板の一枚の裏に擦り傷のようなものがあります。

機能的には問題ないですが、やや工程に問題があるかもしれません。
発注するとき(特にお客さんに納品するような必要があるとき)は少し多めに発注しておくほうがいいかもしれません。

外形サイズはガーバーデータから読み取られるサイズに対して、差は0.1mmほどです。
これはノギスの精度の問題かもしれませんが、どちらにしても問題にするほどではなさそうです。

シルクも読み取れないようなものは無く良好ですが、定規の一部(2の文字)が欠けているのが見えます。
これはすべての2の文字が欠けているのでプリントの問題ではなくKiCadでの画像処理に問題があるように思われます。

ハンダ付けをしていて思ったのは、パターンにとてもハンダが載りやすいです。
秋月電子のキットを作ると、いつもハンダが載りにくくフラックスがあったほうがいいのかな?と思っていましたが、PCBGOGOのものは安定して載りやすいです。
また、ミスをして部品を外すときもパターンが剥がれることが全然無くてとても扱いやすく思います。

まとめ

PCBGOGOで基板を作成しました。
まずは簡単なものですが、フリーのKiCadを使って思っていたものを(ほぼ)完成させることが出来ました。
【PR】だからいうわけではなく、こんなに簡単に基板が作れるならもっと早くに挑戦していてもよかった、という感想です。
ただ、私の場合設計ミスが多いので2~3回作り直さないと思うようなものが出来ないかもしれません。
(2回目で回路は動いたけど、些細なミスはまだあった)
自動見積もりで試してみると、100mm x 100mm、10枚ぐらいまでは同じ価格の$25で作れそうです。
10枚作れば一枚当たり$2.5(360円)、一枚1000円とかで売ることを考えるとビジネスとしても成り立ちそうですね。


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