プログラミング素人のはてなブログ

プログラミングも電気回路も専門外の技術屋の末端が勉強したことや作品をアウトプットするブログ。コードに間違いなど見つけられたら、気軽にコメントください。 C#、Python3、ラズパイなど。

Arduinoで流していい最大電流は?

先の記事ではとりあえずLEDを光らせてみましたが、電気回路には最大の電流値が決まっており、これを超えると回路が壊れたり、LEDなら焼けて、同じく壊れたり増します。

 

Arduinoの場合は出力Pinあたり20mAだそうです。

13 pinは5Vの電圧が出ています。

また、LEDはVRといって、最大に印加していい電圧があります。

LEDのVRはデータシートを確認します。

赤色ならだいたい5V 、黄色や緑色では3V ぐらいです。

データシートとは取説のようなもので、製品に同梱されているか、なければネットで調べます。

 

 一方、Vfという発光電圧があります。LEDはダイオードの一種なので、これ以下では電流が流れず、つまり発光しないということになります。

Vf=2Vだそうです。

 今回は製品と一緒に部品表がはいっており、これに書かれていました。

 

ようするに、今回の場合は

 Arduinoから5Vを出力する

 一方、LEDには2Vを印加したい

 また、Arduinoは20mA以下で使う

 

というようになります。

つまり、抵抗を使って電圧を調整する必要があります。

ではLEDの抵抗はいくつでしょう?

と考えても答えはえられません。

LEDの端子をテスターで測ろうとしても、抵抗は無限大になっています。

 

これはLEDに流れる電流は非線形といって、オームの法則に従わないからです。

簡単にいうと、LEDは大きな電圧が掛かったとき、より抵抗が小さくなるからです。

テスターというのは、極小さな電圧を印加して抵抗を測っています。

ですから、実際に使用するときと比べて、大きな抵抗が観測されているのです。

 

LEDの抵抗については、話がむずかしくなるので、

とりあえず、どれくらいの抵抗をはさめばいいかだけを調べます。

 

「LED 計算 」などでぐぐると必要な抵抗を計算するページが出てきますのでこれを使います。

 

 

今回の場合は

5Vを入力し、2Vで使い、20mA以下になるようにする。

 

diy.tommy-bright.com

150Ωと計算されます。

手元にある抵抗は、200、3k、100kなので200を使いました。

抵抗が大きければ電流は小さくなるので、150Ω以上ならよいのです。

ただし、抵抗が大きければ電流は小さくなるのでLEDは暗くなります。

これで、明るさを調整することもできます。

 

このように、LED(その他のICなどのパーツ)やArduino自体も過電流には注意が必要なのです。

だから、電気製品の基盤の上にはたくさんの抵抗がついているんですね。

 

Amazonには抵抗もあるんですね。↓↓