センサとは状態を電圧に変換するデバイスです。
電子工作で使えるセンサというのはたくさんの種類があります。
これはつまりそれだけの状態を検知できるということで、どんなセンサが世の中にあるかを知っておくと作品製作が大きく幅が広がります。
というわけでAmazonや秋月電子で購入できることを基準にどんなセンサがあるかを調べてみました。
リードスイッチ
磁力を検知して、接近(接触)を検知します。可動部の状態を検知することに使います。
https://www.oki.com/jp/column/2015/03.html
チルトスイッチ、傾きセンサ
傾きを検知します。中に入っている金属ボールの位置によって回路が閉じたり開いたりすることで検出します。
https://osoyoo.com/ja/2017/06/19/raspberry-tilt-switch/
タッチセンサ
指が触れると静電容量が変わることを利用して接触を検出します。スマホなどの画面と同じ仕組みです。
https://tool-lab.com/pic-app-21/
土壌湿度センサ
土壌の水分を抵抗で検出します。土壌は水分を含むと抵抗が小さくなることを利用しています。
ホール効果センサ(磁気検出器)
磁気の強さ(磁束密度)に反応して抵抗値が変化することを利用し磁気の強さを検出します。加速度センサ
3次元的な傾きを検出します。角度に応じてアナログな出力があるのが一般的で、チルトスイッチが1 or 0 であるのと大きく異なります。
ジャイロセンサ
加速度センサは動きを検出できますが、回転は検出できません。ジャイロセンサは回転を検出できるセンサです。ジャイロセンサは、ジャイロスコープと呼ばれることもあります。http://sv.marutsu.co.jp/murata_lp/gyro/
温度・湿度センサ
温度や湿度が測定できます。ただし精度は±2℃、±5%ぐらいが一般的です。気圧が測定できるものもあります。
明るさセンサ(CDS)
CdS(硫化カドミウム)を使用した光センサーで、光の強さに応じて電気抵抗が低下することを利用します。フォトインタラプタ
発光素子と受光素子を1つのパッケージに対向して並べ、その間を検出物体が光をさえぎることにより、物体の有無を検出する光スイッチです。(参考)フォトカプラ:センサというくくりにはなりませんが、内部的に光を用いて入力側の電圧(電流)を検知しています。
受発光の素子を一つのパッケージにしたもので、トランジスタと異なり電気的に絶縁しつつ信号を送ることが出来ます。https://www.hokuyo-aut.co.jp/products/data.php?id=123
距離センサ
距離が測定できますが、モノによってはアナログに測れるわけではないものもありますので注意(閾値距離より遠いか近いかのような)。人体赤外線感応センサ
人が近づいたことを検知するために使います。体温に反応するので、距離センサやCDSとは違った使い方が出来ます。ハートビートセンサ
赤外線(IR)LEDとフォトトランジスタを使って指の脈拍を検出します。音センサ
(大きな)音に反応します。[asin:B074KVKKT7:detail]
空気センサ、ガスセンサ
においや、CO2濃度が測れますが、安いものは精度がいまいちです。火炎検知センサー
60 nm〜1100 nmの範囲の波長の炎または光源を検出できます地磁気センサ
[asin:B08FR27V1X:detail]方位磁石的なセンサです。
GPS受信機
akizukidenshi.com緯度・経度・高度・時刻などを受信します。
放射線モニタ
akizukidenshi.comガンマ線を検出します。
電流センサ
akizukidenshi.com電流計と違って、回路の間に挟まず、電流の流れる導線を挟むことで測定します。
ArduinoのAnalogRead、DigitalRead
抵抗、電圧、電流、スイッチのON/OFFなどが取得できます。人によるタクトスイッチによるON/OFFの入力、可変抵抗の両端電圧を読み取ることでAnalog入力を得ることもできます。